総合検査のご案内 <All round Inspection Guide>
- 採取量
-
血液 : 2.0 mL
- 提出量
-
EDTA加血液 : 2.0 mL
- 容器
-
14 血球検査用容器
- 保存方法
-
冷(凍結不可)
- 検査方法
-
フローサイトメトリー法
- 基準範囲
-
5~19 ‰
- 実施料
-
12点
- 判断料
-
125点 (血液学的検査判断料区分)
- 所要日数
-
1~2日
- 備考
-
-
- 検体安定性
-
-
- 臨床意義
-
赤血球は120日で寿命となり崩壊するが、骨髄で日々産生されており、核が抜けおちて末梢血中にでてくる。
網状赤血球は塩基性色素で超生体染色すると、顆粒状あるいは網状の構造物が染まる幼若な赤血球である。
これは残留するリボゾームやミクロソーム中のRNAが染まるためで、1~2日で成熟して消失する。
網状赤血球の上昇は造血能が亢進する場合で、鉄材を投与する貧血治療の際にみられる。
一方、再生不良性貧血では造血能が低下しているので上がらなく、
網状赤血球数は様々な貧血の診断・治療経過の観察に有用である。