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蛋白定量(穿刺液)
採取量
提出量
穿刺液 : 1.0 mL
容器
保存方法
検査方法
屈折計法 比色法(ピロガロールレッド)
基準範囲
浸出液 4.0 g/dL 以上
漏出液 2.5 g/dL 以下
実施料
11点
判断料
144点 (生化学的検査(I)判断料区分)
所要日数
1~2日
備考
検体安定性
臨床意義
穿刺液の検査では、炎症や悪性腫瘍などに起因する浸出液か、 漏出液かの鑑別が求められる。 浸出液は蛋白量が高くリバルタ反応が陽性となり、 糖は血糖と近似するが、細菌や炎症細胞が認められる場合は糖が利用されて、低下していることが多い。 沈渣の顕微鏡による検査で、細胞成分は急性炎症で多核白血球を多く、 慢性炎症ではリンパ球を多く認める。一方、中皮細胞や組織球は漏出液で認められる。
関連項目
比重(穿刺液) リバルタ反応 沈渣(穿刺液) 糖定量(穿刺液)