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不飽和鉄結合能(UIBC)
採取量
血液 : 1.5 mL
提出量
血清 : 0.5 mL
容器
保存方法
検査方法
バソフェナントロリン直接法
基準範囲
M:170~250   F:180~270 μg/dL
実施料
11点
判断料
144点 (生化学的検査(I)判断料区分)
所要日数
1~2日
備考
EDTA血漿は検査不可。TIBCとUIBCを同時に実施した場合は、いずれか一方の所定点数を算定できます。
検体安定性
3ケ月
臨床意義
不飽和鉄結合能(UIBC)は、鉄が不飽和のトランスフェリン(Tf)と結合しうる量をいう。 血清鉄とTIBCは個別に動くので、TIBCと血清鉄の比率(飽和率)を求めて、 貧血や肝疾患の鑑別診断に役立てることができる。 Tf(mg/dL)×1.3=TIBC(μg/dL)、 TIBC(総鉄結合能)=Fe(血清鉄)+UIBC(不飽和鉄結合能)、 また 鉄飽和率は鉄飽和率=Fe(血清鉄)*100/TIBC(総鉄結合能)で求められる。
関連項目
トランスフェリン フェリチン 総鉄結合能 赤血球数(RBC) ヘモグロビン(Hb) ヘマトクリット(Ht) 平均赤血球容積(MCV)