総合検査のご案内 <All round Inspection Guide>
- 検査方法
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CF
- 基準範囲
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(最低希釈倍率)
血清 4 倍、 髄液 原液
- 実施料
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32点
- 判断料
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144点 (免疫学的検査判断料区分)
- 所要日数
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4~6日
- 備考
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- 検体安定性
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- 臨床意義
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肺炎マイコプラズマ(Mycoplasma pneumoniae)はヒトに肺炎や気道感染などを起こし、
抗体価の上昇が80%以上に認められるので、抗体検査が診断に用いられる。
検査法ではCF(補体結合試験)とPA(粒子凝集試験)などである。
CF法は抗原抗体反応を起こしていると免疫グロブリンのFc部分に補体が結合する現象を応用した方法である。
また、PA法はゼラチン粒子などの担体に検査する抗体に対する抗原を結合させ、
抗原抗体反応をゼラチン粒子の凝集として検出する。
なお、PA法は主にIgM抗体を検出することから、感染早期に陽性となり、
CF法よりは早期に低下を認める。