総合検査のご案内 <All round Inspection Guide>
- 検査方法
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比濁法
- 基準範囲
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1.0 μg/mL 未満(検出限界値)
- 実施料
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- 判断料
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- 所要日数
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4~7日
- 備考
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- 検体安定性
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4週
- 臨床意義
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リゾチームは細菌に対する溶菌酵素として発見され、生体防御に働くと考えられている。
血中濃度の上昇は好中球、単球、マクロファージに由来し、
消化器疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎)や腎疾患(慢性糸球体腎炎、慢性腎不全)などの炎症反応のほか、
骨髄性および単球性白血病などでみられる。
リゾチームは低分子蛋白なため糸球体からろ過されるが、尿細管で再吸収される。
通常は尿中に出ないが、閾値を超えた著増でみられる。