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ヒト絨毛性ゴナドトロピン(HCG)
採取量
血液 : 2.0 mL
提出量
血清 : 0.4 mL
容器
保存方法
検査方法
FEIA
基準範囲
血清(mIU/mL)
男 性1.0 以下
女性(非妊婦)1.0 以下
妊婦   ~  6週 4,700 ~  87,200
 7 ~ 10週 6,700 ~ 202,000
11 ~ 20週13,800 ~  68,300
21 ~ 40週 4,700 ~  65,300
実施料
138点
判断料
144点 (生化学的検査(Ⅱ)判断料区分)
所要日数
3~4日
備考
妊娠の有無、妊娠週数を必ずご記入下さい。
検体安定性
12週
臨床意義
ヒト絨毛性ゴナドトロピン(HCG)は、受胎の直後から胎児の栄養膜合胞体層で作られ、 卵巣にある黄体の分解を防いで、妊娠に重要なプロゲステロンの産生を保つ。 HCGは、LH(黄体形成ホルモン)、FSH(卵胞刺激ホルモン)、TSH(甲状腺刺激ホルモン)と同一のα サブユニットと独自のβサブユニットからなるヘテロダイマーである。妊娠によって大量に分泌され、 妊娠の診断や絨毛性疾患の管理などに用いられる。早期の妊娠検査はHCGの検出や測定による。
関連項目
尿中ヒト絨毛性ゴナドトロピン ヒト胎盤性ラクトジェン 遊離HCG-β