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クリオグロブリン
採取量
血液 : 3.0 mL
提出量
血清 : 1.0 mL
容器
保存方法
検査方法
寒冷沈殿法
基準範囲
(-)
実施料
42点
判断料
144点 (免疫学的検査判断料区分)
所要日数
4~6日
備考
採血時より血清分離までの間は、37℃の状態で行って下さい。
検体安定性
1週
臨床意義
クリオグロブリンは、血液を体温より低い温度に放置すると凝固したりゲル化し、37℃に加温すると再び溶解する蛋白質である。 検査では、37℃を維持して血清分離した後に、4℃に放置して観察する。 温度が下がった状態で血液を凝固させると、血餅中に取り込まれるので、 検体の温度管理には注意を要する。 臨床的には多発性骨髄腫、C型肝炎、自己免疫性疾患などで出現するため、これらの病態解明に有用な指標となる。
関連項目
免疫電気泳動(M蛋白同定)