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シュウ酸
採取量
提出量
酸性蓄尿 : 3.0 mL
容器
保存方法
冷(凍結不可)
検査方法
キャピラリー電気泳動法
基準範囲
M:10.3~41.5   F:9.0~37.7 mg/day
実施料
200点
判断料
34点 (尿・糞便等検査判断料区分)
所要日数
4~10日
備考
6N塩酸10mLを入れた蓄尿ビンへ24時間蓄尿し、よく混和後必要量をご提出ください。 シュウ酸カルシウムが析出するのを防ぐため、酸性蓄尿(pH1.0~2.0)してください。
検体安定性
21日
臨床意義
シュウ酸はカルボキシル基(COOH)2個からなる有機酸である。 体内には最終代謝産物として生成されるものがほとんどを占めるが、 食物(ホウレン草、コーヒー、紅茶など)からもあり、過剰な摂取には注意を要する。 シュウ酸は90%以上が尿中に排泄されるが、カルシウムとの結合性が強く、 核となる物質にシュウ酸カルシウム結晶が付着成長して尿路結石を生ずると考えられている。
関連項目