1360
タクロリムス
採取量
血液 : 1.0 mL
提出量
EDTA加血液 : 1.0 mL
容器
保存方法
検査方法
ECLIA
有効治療濃度
5~20 ng/mL
実施料
[470]点
判断料
所要日数
3~4日
備考
臓器移植後患者における12時間トラフ値の管理目標を示します。
検体安定性
7日
臨床意義
タクロリムスはシクロスポリンと同様な免疫抑制作用でT細胞機能を選択的に抑制することから、 移植時の免疫抑制導入療法に用いられている。 副作用として、腎機能障害、膵機能障害が発現する場合があるので、注意を要する。 薬物治療効果は個人によって、吸収、代謝等に差があるとともに、 同一の血中濃度が得られていても薬理効果や副作用が異なる。 そこで薬物治療の有効性と安全性を求めて、薬物血中濃度を測定し解析する 薬物治療モニタリング(TDM:Therapeutic Drug Monitoring)が実施されている。 この検査は特定薬剤治療管理料として抗てんかん剤、向精神薬、抗不整脈剤、抗生剤、抗悪性腫瘍剤、 免疫抑制剤などが保険収載されている。
関連項目
シクロスポリン