総合検査のご案内 <All round Inspection Guide>
- 採取量
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- 提出量
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尿 : 1.0 mL
- 容器
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28 尿一般容器
- 保存方法
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冷(凍結不可)
- 検査方法
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LA(ラテックス凝集比濁法)
- 基準範囲
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1.0 mg/g・Cr 以下
- 実施料
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104点
- 判断料
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34点 (尿・糞便等検査判断料区分)
- 所要日数
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3~4日
- 備考
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「尿中トランスフェリン」、「尿中アルブミン」、「尿中Ⅳ型コラーゲン」は、糖尿病患者または
早期糖尿病性腎症患者であって微量アルブミン尿を疑うもの(糖尿病性腎症第1期または第2期のものに限る)に対して行った場合
に、3月に1回に限り算定できます。なおこれらを同時に行った場合は主たるもののみ算定できます。
- 検体安定性
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- 臨床意義
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Tfは通常、尿中で検出されないが腎疾患ではアルブミンに比べ、糸球体を容易に通過し、
尿中に見られるようになるので、糖尿病性腎症の早期発見に有用である。
検査値は尿中クレアチニン値で補正するため、部分尿で測定し報告する。
1日のクレアチニン排泄量は尿量に関わらず、ほぼ一定していると考えられている。
そこで尿中クレアチニンの値(g/dL)で除すると尿量で変動する尿中トランスフェリンを補正した値が得られる。