1765
SP-D(サーファクタントプロテイン-D)
採取量
血液 : 1.0 mL
提出量
血清 : 0.3 mL
容器
保存方法
検査方法
EIA
基準範囲
110 ng/mL 未満
実施料
136点
判断料
144点 (生化学的検査(I)判断料区分)
所要日数
3~5日
備考
KL-6、SP-A及びSP-Dのうちいずれか複数を実施した場合は主たるもののみ算定できます。
検体安定性
臨床意義
サーファクタントタンパク質A(SP-A)およびD(SP-D)は肺胞II 型細胞で合成される。 これらは肺胞腔に分泌されて、肺胞構造を保ち安定した呼吸を維持する活性物質である。 肺炎は一般的に気管支から肺胞に至る通路の肺胞性肺炎と、肺胞と肺胞の間質に起きる間質性肺炎とに大別される。 血中のSP-DやSP-Aはこの間質性肺炎で陽性率が高くなるのに対して、 気管支拡張症や細菌性肺炎などで上昇がみられないことから、鑑別診断に用いられる。
関連項目
SP-A KL-6