1862
ヘリコバクター・ピロリ培養
検査材料・量
胃粘膜(組識)
容器
保存方法
検査方法
HP分離培地
実施料
180点
判断料
150点(微生物学的検査判断料区分)
所要日数
5~7日
備考
専用輸送培地にてご提出下さい。
検体安定性
臨床意義
ヘリコバクター・ピロリは長さ 4 µmで鞭毛を有するらせん状の桿菌で、胃の粘膜に生息する。 経口感染し、胃潰瘍、胃癌への関与、また特発性血小板減少性紫斑病や鉄欠乏性貧血との関連性についての報告もある。 診断には内視鏡で観察し、組織を得て菌体を培養同定する方法、血中の抗体を測定する方法、尿素呼気試験および便中ヘリコバクター・ピロリ抗原を検査する方法などがある。 尿素呼気試験とは同位元素の13Cを含む尿素を服用すると、 胃中のピロリ菌が尿素を分解して二酸化炭素を発生し、呼気中に排出するので 13Cを専用の装置で検出するものである。
関連項目
抗ヘリコバクター・ピロリ抗体 便中ヘリコバクター・ピロリ抗原 尿素呼気試験