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第Ⅸ因子インヒビター
採取量
血液 : 1.8 mL (容器①)
提出量
クエン酸血漿 : 0.5 mL (容器②)
容器
保存方法
検査方法
Bethesda法
基準範囲
検出せず   BU/mL
実施料
148点
判断料
125点 (血液学的検査判断料区分)
所要日数
3~6日
備考
3.2%クエン酸ナトリウム液0.2mL入り容器に血液1.8mLを正確に入れ、全量2.0mLにしてよく混和後、遠心分離し、血漿を凍結してご提出下さい。
検体安定性
2週
臨床意義
血液凝固因子の第Ⅷ因子が欠損または量的に不足する血友病 Aと第Ⅸ因子の血友病 Bが知られている。 患者には不足する凝固因子製剤の補充療法が行われるが、この投与によって抗体を産生ことがあり、 それぞれF.Ⅷインヒビター、F.Ⅸインヒビターと呼ばれる。 後天的には妊産婦やSLEなどの自己免疫疾患患者でも報告されているが、ループスアンチコアグラントとの鑑別に注意しなければならない。
関連項目
第Ⅸ因子活性 第Ⅷ因子インヒビター ループス アンチコアグラント