総合検査のご案内 <All round Inspection Guide>
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PML/RARα[t(15;17)転座解析]
- 検査方法
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FISH法
- 基準範囲
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- 実施料
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2631+397(加算)
- 判断料
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125点 (血液学的検査判断料区分)
- 所要日数
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5~7日
- 備考
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- 検体安定性
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- 臨床意義
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急性前骨髄球性白血病の70%以上で t(15;17)の染色体転座が認められている。
第15染色体、長腕22の領域(染色体の表示はセントロメアを挟んで短腕pと長腕qに分かれ、
さらにギムザ染色した際に染め分けられるバンドパターンに番号つけて表示する)に座位するPML遺伝子と、
第17染色体長腕21領域のレチノイン酸受容体α(RARA)遺伝子が相互転座し
PML-RARAキメラ遺伝子が形成されて、発症すると考えられている。
なお、急性前骨髄球性白血病ではレチノイン酸(all-trans retinoic acid; ATRA)投与による
分化誘導療法が効果を示している。
検査は遺伝子のマッピングや染色体転座などを調べるFISH
(fluorescence in situ hybridization)で、特定の塩基配列に結合するプローブ
(蛍光物質で標識した短いDNA鎖)を目的の遺伝子とハイブリダイゼーションさせ、
蛍光顕微鏡で観察する方法である。