総合検査のご案内 <All round Inspection Guide>
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RUNX1/RUNX1T1[t(8;21)転座解析]
- 検査方法
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FISH法
- 基準範囲
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- 実施料
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2631+397(加算)
- 判断料
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125点 (血液学的検査判断料区分)
- 所要日数
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5~7日
- 備考
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- 検体安定性
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- 臨床意義
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t(8;21)転座は急性骨髄性白血病で約40%に見いだされる染色体異常である。
第8染色体、長腕22の領域(染色体の表示はセントロメアを挟んで短腕pと長腕qに分かれ、
さらにギムザ染色した際に染め分けられるバンドパターンに番号つけて表示する)に座位する
ETO遺伝子と21番染色体の長腕22に座位するAML1遺伝子が相互転座することによる
AML1/ETOキメラ遺伝子が関与すると考えられている。
検査は遺伝子のマッピングや染色体転座などを調べるFISH
(fluorescence in situ hybridization)で、特定の塩基配列に結合するプローブ
(蛍光物質で標識した短いDNA鎖)を目的の遺伝子とハイブリダイゼーションさせ、
蛍光顕微鏡で観察する方法である。