糖代謝異常の判定区分と判定基準
空腹時血糖値および75gOGTTによる判定区分と判定基準
判定区分 判定基準
糖尿病型早朝空腹時値126mg/dL以上
または
75gOGTT2時間値200mg/dL以上
境界型糖尿病型にも正常型にも属さないもの
正常型早朝空腹時値110mg/dL未満
および
75gOGTT2時間値140mg/dL未満

血糖値は、静脈血漿値を示す


●随時血糖値200mg/dL以上、またはHbA1c(NGSP)が6.5%以上の場合も糖尿病型とみなす。

●正常型であっても、1時間値が180mg/dL以上の場合は、180mg/dL未満のものに比べて糖尿病に悪化する危険が高いので、境界型に準じた取扱い(経過観察など)が必要である。

●空腹時血糖値が100~109mg/dLは正常域ではあるが、「正常高値」とする。この集団は糖尿病への移行やOGTT時の耐糖能障害の程度からみて多様な集団であるため、OGTTを行うことが勧められる。


(参考:糖尿病治療ガイド 2012-2013)


妊娠糖尿病の定義と診断基準
妊娠糖尿病の定義 妊娠中に初めて発見または発症した糖尿病に至っていない糖代謝異常
診断基準75gOGTTにおいて次の基準の1点以上を満たした場合に診断する
空腹時値血糖値 ≧ 92mg/dL
1時間値    ≧180mg/dL
2時間値    ≧153mg/dL
ただし臨床診断において糖尿病と診断されるものは除外する

(参考:糖尿病治療ガイド 2012-2013)