総合検査のご案内 <All round Inspection Guide>
- 採取量
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血液 : 2.0 mL
- 提出量
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EDTA加血液 : 2.0 mL
- 容器
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14 血球検査用容器
- 保存方法
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冷(凍結不可)
- 検査方法
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電気抵抗検出法
- 基準範囲
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12.0~40.0×104 /μL
- 実施料
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21点
- 判断料
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125点 (血液学的検査判断料区分)
- 所要日数
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1~2日
- 備考
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実施料は「末梢血液一般検査」として一連の算定となります。
- 検体安定性
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- 臨床意義
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末梢血の血小板数測定は、
出血傾向の診断および病態解析、治療効果の判定、経過観察、重症度の判定、予後推定などに利用される。
血小板は直径 8μmの赤血球よりさらに小さく 2μmの大きさであるが、
出血時には血管内皮下組織に粘着するとともに、凝集して出血を止める重要な働きがある。
血小板の増加は慢性骨髄性白血病や本態性血小板血症などであり、特発性血小板減少性紫斑病のほか、
抗がん剤などによる治療で低下し、しばしば血小板製剤が投与される。
一方、血小板の粘着能や凝集能機能障害もあり、ベルナール・スーリエ症候群や血小板無力症などがそれぞれ認められている。