血小板数(PLT)
採取量
血液 : 2.0 mL
提出量
EDTA加血液 : 2.0 mL
容器
保存方法
冷(凍結不可)
検査方法
電気抵抗検出法
基準範囲
12.0~40.0×104 /μL
実施料
21点
判断料
125点 (血液学的検査判断料区分)
所要日数
1~2日
備考
実施料は「末梢血液一般検査」として一連の算定となります。
検体安定性
臨床意義
末梢血の血小板数測定は、 出血傾向の診断および病態解析、治療効果の判定、経過観察、重症度の判定、予後推定などに利用される。 血小板は直径 8μmの赤血球よりさらに小さく 2μmの大きさであるが、 出血時には血管内皮下組織に粘着するとともに、凝集して出血を止める重要な働きがある。 血小板の増加は慢性骨髄性白血病や本態性血小板血症などであり、特発性血小板減少性紫斑病のほか、 抗がん剤などによる治療で低下し、しばしば血小板製剤が投与される。 一方、血小板の粘着能や凝集能機能障害もあり、ベルナール・スーリエ症候群や血小板無力症などがそれぞれ認められている。
関連項目
血小板凝集能(PL凝集能) 血小板粘着能(PL粘着能) 血液像 フォン・ウィルブランド因子