110
尿中一般物質定性半定量検査 ケトン体定性
採取量
提出量
尿 : 10.0 mL
容器
保存方法
検査方法
試験紙法
基準範囲
(-)
実施料
26点
判断料
所要日数
1~2日
備考
当該医療機関内で、検査を行った場合に算定。
検体安定性
臨床意義
脂肪酸は肝臓でアセトンや βヒドロキシ酪酸に分解されて、組織でエネルギーを供給する。 アセトン(ケトン体)は尿中に微量存在するが、定性試験では検出されない。糖代謝が障害された際には、 脂肪の代謝が増加する一方、組織の代謝能力を超えると血中濃度が増加して、尿中にも検出される。 糖尿病、飢餓、下痢、嘔吐などで、ケトーシスのスクリーニングとして検査される。 汎用される試験紙法はアセトン体と結合して紫紅色を呈する試薬をろ紙に含ませて用いられている。
関連項目
血糖(グルコース) ケトン体分画(動脈血)