349
総胆汁酸(TBA)
採取量
血液 : 1.5 mL
提出量
血清 : 0.5 mL
容器
保存方法
検査方法
酵素サイクリング法
基準範囲
10.0 nmol/mL 以下
実施料
47点
判断料
144点 (生化学的検査(I)判断料区分)
所要日数
1~2日
備考
検体安定性
1ケ月
臨床意義
胆汁酸は肝細胞でコレステロールから生成され、胆汁中に放出された後、胆のうに貯えられる。 血中総胆汁値は、胆肝疾患や消化器系疾患と関連があり、増加する場合は肝実質障害、 胆汁うっ滞が考えられ、急性肝炎から慢性肝炎へ移行する危険性の指標になる。 また、胆汁酸負荷試験は慢性肝炎と肝硬変の判別、潜在性肝障害の発見に役立つ。
関連項目
AST ALT 総ビリルビン(T-BIL) 直接ビリルビン(D-BIL) グリココール酸(CG)(コリルグリシン) 尿中一般物質定性半定量検査 ビリルビン定性