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単純ヘルペスウイルス特異抗原
採取量
提出量
塗抹標本
容器
保存方法
凍(-20℃以下)
検査方法
FAT
基準範囲
1型 陰性(-)  2型 陰性(-)
実施料
180点
判断料
144点 (免疫学的検査判断料区分)
所要日数
4~7日
備考
専用容器(無蛍光スライド)は予めご依頼下さい。塗抹の際、スライドグラスの裏表をご確認の上、必ず「表」面に塗抹願います。また、氏名等の記入には鉛筆をご使用下さい。
検体安定性
臨床意義
単純ヘルペスウイルス1型は、ほとんど人の三叉神経節に不顕性感染し、 体力が衰えたときなどに発症して口内炎、ヘルペス性湿疹を呈する。 2型は、性感染症(STD)で性行為により仙骨神経節に入り、性器ヘルペスを発症することが多い。 検査方法は、CF(補体結合反応)、NT(中和試験)、EIA(酵素免疫法)などが用いられる。 CFは簡便な検査で比較的早期に抗体価の上昇をみることができるが、型特異性に乏しい。 NTは検査に時間を要するが、ウイルス特異性および型特異性が高い。 EIAは抗体の免疫グロブリンクラス測定が可能となるので、IgG抗体が感染既往の推定に対して、 IgM抗体の上昇では初感染を推定することができる。また、直接に抗原を検査するFAT法(蛍光抗体法)では 検体を塗抹した標本に蛍光色素をつけた単純ヘルペスウイルス抗体を反応させ、 蛍光顕微鏡で観察する。
関連項目
単純ヘルペス抗体 CF 単純ヘルペス 1型抗体 単純ヘルペス 2型抗体 単純ヘルペス抗体 IgG 単純ヘルペス抗体 IgM