総合検査のご案内 <All round Inspection Guide>
- 採取量
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血液 : 1.5 mL
- 提出量
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ヘバリン加血液 : 1.5 mL
- 容器
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84 遮光容器(血液)
- 保存方法
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冷(凍結不可・遮光)
- 検査方法
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HPLC
- 基準範囲
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1 μg/dL RBC 以下
- 実施料
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210点
- 判断料
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144点 (生化学的検査(I)判断料区分)
- 所要日数
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6~11日
- 備考
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- 検体安定性
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- 臨床意義
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δ-アミノレブリン酸(δ-ALA)は、体内でALA合成酵素(ALAS)によって合成される。
次いで、2分子のδ-ALA はALA脱水酵素(ALAD)の働きで縮合してポルフォビリノーゲン(PBG)となり、
さらにいくつかの合成酵素の働きを経てポルフィリン体(ウロポルフィリノーゲン、コプロポルフィリノーゲン、
プロトポルフィリノーゲン)の合成が進む。
そして鉄を組み込んでヘムができ、グロビンに結合して、ヘモグロビンが生成される。
これらの過程で、ヘムの産生が低下するとALASの活性化にフィードバック制御が働いて、δ-ALAが増加する。
鉛中毒症の際はALAD の活性が低下するため、δ-ALAは増加してもPBGは増えなく、
ポルフィリン症ではPBGも増加して、尿中に大量に排泄されるので鑑別診断に用いられる。
また、各ポルフィリン体の代謝異常を示す疾患では合成酵素の遺伝子解析やポルフィリン体の血中・尿中の測定を要する。