総合検査のご案内 <All round Inspection Guide>
- 検査方法
-
ラテックス凝集比濁法
- 基準範囲
-
M:2.7~6.0 F:1.9~4.6 mg/dL
- 実施料
-
136点
- 判断料
-
144点 (免疫的検査判断料区分)
- 所要日数
-
3~5日
- 備考
-
-
- 検体安定性
-
-
- 臨床意義
-
レチノール結合蛋白(RBP)は、脂溶性ビタミンAと結合する血漿蛋白で、
ビタミンAを輸送して組織に供給したのち、腎糸球体からろ過され、尿細管で再吸収後、異化される。
半減期が16時間と短いため、RBPは低蛋白エネルギー栄養状態で早期に低下を示し、
回復過程では速やかに上昇するため栄養状態の把握や肝胆道系疾患に用いられる。
また、糸球体腎炎で濾過されないと血中濃度が上昇する。
一方、尿細管障害では再吸収が低下して、尿中にRBPが排泄されるので、腎機能の病態把握に有用である。