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アルブミン(Alb)
採取量
血液 : 2.0 mL
提出量
血清 : 0.4 mL
容器
保存方法
検査方法
ネフェロメトリー
基準範囲
3,900 ~ 4,900 mg/dL
実施料
11点
判断料
144点 (生化学的検査(I)判断料区分)
所要日数
3~4日
備考
検体安定性
4週
臨床意義
アルブミン(Alb)は、血清総蛋白の50~70%を占める単一の蛋白であり、肝臓で合成される。 膠質浸透圧を維持するとともに、各種の物質と結合し、それらの運搬体として働いている。 日常の初期診療の基本的検査のひとつとして汎用される。栄養障害、ネフローゼ症候群、重症肝疾患、 各種炎症疾患や低栄養で低下し、脱水時には高値を示す。 測定は化学的な発色反応を用いる方法とは異なって、 アルブミンに対する抗体を反応させてできた粒子に光線を当ててできる散乱光の強さから濃度を求める方法でネフェロメトリーという。
関連項目
総タンパク(TP) 蛋白分画