1391
抗ミトコンドリアM2抗体
採取量
血液 : 1.0 mL
提出量
血清 : 0.3 mL
容器
保存方法
検査方法
CLEIA
基準範囲
7.0未満
実施料
194点
判断料
144点 (免疫学的検査判断料区分)
所要日数
3~5日
備考
検体安定性
28日
臨床意義
中年以降の女性に好発する原発性胆汁性肝硬変(Primary biliary cirrhosis: PBC)は慢性進行性に胆汁うっ滞をきたし、 肝実質細胞の破壊と線維化を生じて、究極的には肝硬変や肝不全に至る自己免疫疾患である。 抗ミトコンドリア抗体は、PBC患者から高率に検出されているが、他の肝疾患等でも認められている。 一方、抗ミトコンドリア抗体の対応抗原には、M1からM9の9つの亜分画がある。 このうちM2はミトコンドリア内膜に存在するピルビン酸脱水素酵素と考えられ、発症機序は明らかでないが、 抗ミトコンドリアM2抗体はPBCに高い疾患特異性が認められている。
関連項目
抗ミトコンドリア抗体