1863
1α,25-(OH)ビタミンD(RIA)
採取量
血液 : 2.0 mL
提出量
血清 : 0.6 mL
容器
保存方法
検査方法
RIA(二抗体法)
基準範囲
成人:20.0~60.0   小児:20.0~70.0 pg/mL
実施料
388点
判断料
144点 (生化学的検査(I)判断料区分)
所要日数
4~8日
備考
検体安定性
臨床意義
ビタミンDは食物からの摂取だけでは少なく、ほとんどを体内で合成している。 まず皮膚に存在するプロビタミンD3が紫外線照射によって、 プレビタミンD3に変換される。 次いで肝臓で水酸化を受け25-OHビタミンDとなる。25-OHビタミンDはビタミンD結合蛋白と結合して、血中を循環する。 この一部が、腎近位尿細管においてビタミンD受容体に対する親和性の最も高い活性化ビタミンD(1α,25-(OH)2D)となる。 そのため、くる病、骨軟化症などビタミンDが関わる疾患の診断には、 1α,25-(OH)2Dの測定が必須で、保険収載されている。 一方、25-OHビタミンDは活性化ビタミンD より1000倍ほど濃度が高く、 ビタミンDの貯蔵量を反映すると考えられている。
関連項目
副甲状腺ホルモンintact カルシトニン カルシウム オステオカルシン 25-OHビタミンD