総合検査のご案内 <All round Inspection Guide>
- 検査方法
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CLEIA
- 基準範囲
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- 実施料
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117点
- 判断料
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144点 (生化学的検査(I)判断料区分)
- 所要日数
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3~5日
- 備考
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ビタミンD欠乏 20 ng/mL 以下
- 検体安定性
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21日
- 臨床意義
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ビタミンDは食物からの摂取だけでは少なく、ほとんどを体内で合成している。
まず皮膚に存在するプロビタミンD3が紫外線照射によって、
プレビタミンD3に変換される。
次いで肝臓で水酸化を受け25-OHビタミンDとなる。25-OHビタミンDはビタミンD結合蛋白と結合して、血中を循環する。
この一部が、腎近位尿細管においてビタミンD受容体に対する親和性の最も高い活性化ビタミンD(1α,25-(OH)2D)となる。
そのため、くる病、骨軟化症などビタミンDが関わる疾患の診断には、
1α,25-(OH)2Dの測定が必須で、保険収載されている。
一方、25-OHビタミンDは活性化ビタミンD より1000倍ほど濃度が高く、
ビタミンDの貯蔵量を反映すると考えられている。