総合検査のご案内 <All round Inspection Guide>
-
3488
-
HIT抗体(血小板第4因子-ヘパリン複合体抗体)
- 採取量
-
血液 : 1.8 mL
- 提出量
-
クエン酸血漿 : 0.5 mL
- 容器
-
16 凝固検査用容器
- 保存方法
-
凍
- 検査方法
-
ラテックス凝集法
- 基準範囲
-
1.0 U/mL未満
- 実施料
-
390点
- 判断料
-
144点 (免疫学的検査判断料区分)
- 所要日数
-
3~4日
- 備考
-
HIT抗体(IgG、IgMおよびIgA)を測定し、その濃度をご報告しますが、免疫グロブリンの各クラス別の濃度報告は行いません。3.2%クエン酸ナトリウム液0.2mL入り容器に血液1.8mLを正確に入れ、全量2.0mLにしてよく混和後、遠心分離し、血漿を凍結してご提出下さい。ヘパリン起因性血小板減少症の診断を目的として測定した場合に算定できます。
- 検体安定性
-
2週
- 臨床意義
-
ヘパリン起因性血小板減少症(Heparin-induced thrombocytopenia :HIT)はヘパリン投与により惹起される
重篤な副作用である。ヘパリン治療、透析患者および外科的処置を行った患者へのへパリン投与により、
血中でヘパリンと血小板第4因子(PF4)の複合体が形成される場合がある。
HIT抗体は複合体形成時にPF4の構造変化が引き金となつて、産生されると考えられている。