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グルカゴン
採取量
血液 : 2.0 mL (容器①)
提出量
血漿 : 0.5 mL (容器②)
容器
保存方法
検査方法
RIA二抗体法
基準範囲
70~174 pg/mL
実施料
150点
判断料
144点 (免疫学的検査判断料区分)
所要日数
5~11日
備考
専用容器に採血し、よく混和させ、血漿分離してください。血漿は必ず凍結保存してください。
検体安定性
21日
臨床意義
グルカゴンはインスリンとともに血糖値を一定に保つホルモンで、 インスリンはランゲルハンス島β細胞から、グルカゴンはランゲルハンス島α細胞から生合成される。 グルカゴンは主に肝におけるグリコーゲンの合成を抑制するとともに、 グリコーゲンを分解し、ブドウ糖の産生・放出により、血糖を上昇させる働きを有する。 検査はグルカゴン産生腫瘍の疑い時やインスリンとともに糖尿病の病態解析に用いられる。 なお、グルカゴンは血漿中の酵素によって分解されやすいため、分解酵素阻害剤入りの採取管に採血し、血漿分離したのち凍結する必要がある。
関連項目
血糖 インスリン