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インスリン (IRI)
採取量
血液 : 1.5 mL
提出量
血清 : 0.5 mL
容器
保存方法
検査方法
CLEIA
基準範囲
空腹時負荷前
1.1~9.0 μU/mL
実施料
106点
判断料
144点 (生化学的検査(Ⅱ)判断料区分)
所要日数
2~3日
備考
溶血不可
検体安定性
3ケ月
臨床意義
インスリン(Insulin)は、膵臓のランゲルハンス氏島β細胞より分泌されるアミノ酸(分子量5700)51個のポリペプチドで、 A鎖(21個のアミノ酸からなる)とB鎖(30個のアミノ酸からなる)が2か所でS-S結合し、さらにA鎖内に1か所のS-S結合を有する。 通常、糖尿病の検査としては血中グルコースを測定するが、 インスリンは糖代謝に関与する重要なホルモンであり、病態解析、二次性糖尿病の鑑別のほか、 インスリノーマをはじめとする低血糖症の診断に極めて有用である。
関連項目
血糖 ヘモグロビンA1c 1,5-アンヒドログルシトール グリコアルブミン インスリン抗体 C-ペプタイド(CPR)(血液) グルコース負荷試験 血糖(負荷) 抗GAD抗体 抗IA-2抗体