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尿中一般物質定性半定量検査 比重
採取量
提出量
尿 : 10.0 mL
容器
保存方法
検査方法
屈折計法
基準範囲
1.006~1.030
実施料
26点
判断料
所要日数
1~2日
備考
当該医療機関内で、検査を行った場合に算定。
検体安定性
臨床意義
尿比重は尿中に溶解している尿素、ナトリウム、カリウム、クロールなどのほか、 蛋白や糖が影響し、腎の濃縮力をみることができる。したがって、尿が減ると上昇し 、多いと低下する。尿崩症では多尿となって比重は低下し、 腎機能不全では濃縮力が低下するために尿量に関わらず比重が変動しなくなる。 測定は屈折計を用いており、尿中の溶解物質の濃度と尿比重がほぼ比例するので、 屈折率を比重に換算して直接計測できるように、メモリがついている。 なお、蛋白や糖質が多い場合は補正が必要となる。
関連項目
尿蛋白定量 尿糖定量 尿ナトリウム 尿クロール 尿素窒素