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アンギオテンシンⅠ
採取量
血液 : 2.0 mL (容器①)
提出量
EDTA血漿 : 0.3 mL (容器②)
容器
保存方法
検査方法
RIA(二抗体法)
基準範囲
110 pg/mL以下
実施料
判断料
所要日数
6~8日
備考
検体安定性
臨床意義
アンギオテンシンⅠは、主に肝臓で産生されるレニン基質(アンギオテンシノーゲン)に、レニンが作用して生成される。 次いで、アンギオテンシンⅠはアンジオテンシンⅠ転換酵素(ACE)によってアンギオテンシンⅡに変換される。 アンギオテンシンⅠの生理活性はほとんど認められていないが、アンギオテンシンⅡは強い血管収縮作用、アルドステロン分泌や水・ナトリウムの再吸収を促進する作用がある。 アンギオテンシンⅠ・Ⅱの検査にあたっては、検査値が立位、座位で上昇、 食塩や水分負荷で低下するなどの変動に注意する必要がある。
関連項目
レニン活性 レニン濃度 アンギオテンシンⅡ アンギオテンシンⅠ転換酵素 アルドステロン