総合検査のご案内 <All round Inspection Guide>
- 検査方法
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笠原法
- 基準範囲
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8.3 ~ 21.4 U/L
- 実施料
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144点
- 判断料
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144点 (生化学的検査(I)判断料区分)
- 所要日数
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3~5日
- 備考
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EDTA血漿は検査不可。
- 検体安定性
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- 臨床意義
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アンギオテンシンⅠ転換酵素(ACE)は、生体内に広く分布し、特に肺をはじめとする血管内皮細胞に多く存在する。
種々の呼吸器疾患、肝、腎、甲状腺疾患、糖尿病などで変動することが知られる。
アンギオテンシンⅠは、主に肝臓で産生されるレニン基質(アンギオテンシノーゲン)に、レニンが作用して生成される。
次いで、アンギオテンシンⅠはアンギオテンシンⅠ転換酵素(ACE)によってアンギオテンシンⅡに変換される。
アンギオテンシンⅠの生理活性はほとんど認められていないが、アンギオテンシンⅡは強い血管収縮作用、
アルドステロン分泌や水・ナトリウムの再吸収を促進する作用がある。