総合検査のご案内 <All round Inspection Guide>
- 検査方法
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CLIA
- 基準範囲
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陰性(-)
- 実施料
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104点
- 判断料
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144点 (免疫学的検査判断料区分)
- 所要日数
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1~2日
- 備考
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- 検体安定性
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3ケ月
- 臨床意義
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HBe抗原の測定は、B型肝炎ウイルス感染症の経過観察に使用される。HBe抗原はB型肝炎
ウイルス感染後HBs抗原に引き続いて血中に出現し、急性B型肝炎ウイルス感染ではこれ
らはウイルスの増殖(複製)に伴って急激に増加する。HBe抗原濃度は、感染性ウイル
ス(Dane粒子)数の増加、肝細胞核中のコア粒子の発生、および血清中のB型肝炎ウイ
ルスDNAおよびDNAポリメラーゼ量などと関連がある。慢性的な肝炎ウイルス感染では、
HBe抗原はHBs抗原と共に存在する。一部のB型慢性肝炎患者では、血清中にHBe抗原は検
出されず、HBe抗体が陽性となる場合がある。HBe抗原/HBe抗体のセロコンバージョンは、
B型慢性肝炎患者の治療において、経過観察、予後の指標として有用である。