660
アデノシンデアミナーゼ(ADA)
採取量
血液 : 2.0 mL
提出量
血清 : 0.4 mL
容器
保存方法
検査方法
酵素法
基準範囲
8.6~20.5 IU/L
実施料
32点
判断料
144点 (生化学的検査(I)判断料区分)
所要日数
3~4日
備考
検体安定性
1週
臨床意義
アデノシンデアミナーゼは、核酸の代謝に関わる酵素である。この酵素は体内に広く分布しているが、 リンパ球や単球に活性が高い。肝疾患、悪性腫瘍疾患の患者血清、炎症疾患時の体腔液で上昇し、特に 胸水のADA活性の測定は、結核性胸膜炎と癌性胸膜炎の識別に有用であることが報告されている。 また、先天的に欠損していると重篤な免疫不全の原因となる。
関連項目
AST(GOT) ALT(GPT) LD γ-GT(γ-GTP) ALP 蛋白分画 WBC 血液像