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ミエリンベイシック蛋白(MBP)
採取量
提出量
髄液 : 0.3 mL
容器
保存方法
検査方法
EIA
基準範囲
102 pg/mL 以下
実施料
577点
判断料
34点 (尿・糞便等検査判断料区分)
所要日数
4~10日
備考
検体安定性
臨床意義
ミエリン(髄鞘)は神経伝達系で電気信号を高速に伝導させる絶縁体である。 ミエリンベーシック蛋白(MBP)はこのミエリンを構成する蛋白質の1つで、等電点が10.5と強塩基性であることから名づけられている。 MBPは神経ベーチェット病、脳炎、髄膜炎などでも認められるが、 多発性硬化症(MS)の増悪期では髄液中に異常高値を示すため、診断や病態観察に有用である。
関連項目
比重(髄液) 細胞数・細胞種類(単核球/多核球) 蛋白定量(髄液) 糖定量(髄液)