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トロンビン・アンチトロンビンⅢ複合体(TAT)
採取量
血液 : 1.8 mL (容器①)
提出量
クエン酸血漿 : 0.5 mL (容器②)
容器
保存方法
検査方法
CLEIA
基準範囲
3.0 ng/mL 以下
実施料
181点
判断料
125点 (血液学的検査判断料区分)
所要日数
3~5日
備考
「PTF1+2」および「SFMC」を同時に測定した場合は、主たる項目のみ算定できます。3.2%クエン酸ナトリウム液0.2mL入り容器に血液1.8mLを正確に入れ、全量2.0mLにしてよく混和後、遠心分離し、血漿を凍結してご提出下さい。
検体安定性
21日
臨床意義
凝固系の亢進する深部静脈血栓症、肺塞栓症、脳塞栓症、左房内血栓および 播種性血管内凝固症候群(DIC)の診断・治療効果の判定のため トロンビン・アンチトロンビンⅢ複合体(TAT)を測定する。 TATはトロンビン生成を鋭敏に反映し、凝固亢進状態(血栓傾向)の診断にきわめて有用である。 TATが異常値を示す代表的な疾患にDICがあり、その診断基準項目である血小板数の低下、 プロトロンビン時間の延長、FDPの上昇などがみられる前にTATが高値を示す場合があり、 DICの早期診断や抗凝固療法のモニタリングとしても有用である。
関連項目
アンチトロンビンⅢ(AT-Ⅲ) 血小板数(PLT) フィブリノーゲン(Fbg) プロトロンビン時間(PT) FDP プロトロンビンフラグメントF1+2(F1+2)