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尿中一般物質定性半定量検査 蛋白定性
採取量
提出量
尿 : 10.0 mL
容器
保存方法
検査方法
試験紙法
基準範囲
(-)
実施料
26点
判断料
所要日数
1~2日
備考
当該医療機関内で、検査を行った場合に算定。
検体安定性
臨床意義
尿中一般物質定性半定量検査(蛋白定性)は腎機能等のスクリーニング検査として行われる。 尿の採取は患者にほとんど負担をかけなく、繰り返して行うことが容易であるため 汎用されている。 尿には健康な人でも蛋白の生理的な排泄があり、また起立性蛋白尿や激しい運動後などで 検出されることがある。病的な蛋白尿には、糸球体腎炎やネフローゼ症候群のほか、 尿道、膀胱などの感染症、結石および腫瘍などによる血液の混入で陽性となることがある。 汎用される試験紙法は蛋白の存在で色調に誤差を生ずる pH指示薬を用いる。 pHが4~7にある場合に、蛋白量に応じた色調変化を認めるが、 薬剤投与による偽陽性や着色尿では正しい判定が困難になる。
関連項目
pH 尿蛋白定量 尿沈渣