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ベンス・ジョーンズ蛋白定性
採取量
提出量
尿 : 10.0 mL
容器
保存方法
検査方法
Putnum法
基準範囲
(-)
実施料
9点
判断料
34点 (尿・糞便等検査判断料区分)
所要日数
1~2日
備考
陽性の場合には、免疫学的同定をお勧め致します。
検体安定性
臨床意義
免疫グロブリンは感染症から体を守る抗体である。免疫グロブリンはヘビーチェーンH鎖とライトチェーンL鎖からなっている。 多発性骨髄腫においては異常で単一な免疫グロブリン(M蛋白)が多量に産生されるが、 さらにL鎖だけからなる蛋白も、尿中に出てくることがある。これはベンス・ジョーンズ蛋白といわれ、 尿を熱して50~58℃にすると凝固し、100℃で再び溶解する特性がある。 尿中の濃度が低い場合などは免疫電気泳動で確認する必要がある。
関連項目
尿蛋白定性 尿沈渣 免疫電気泳動 ベンス・ジョーンズ蛋白同定