総合検査のご案内 <All round Inspection Guide>
- 採取量
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- 提出量
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尿 : 10.0 mL
- 容器
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28 尿一般容器
- 保存方法
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冷
- 検査方法
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Putnum法
- 基準範囲
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(-)
- 実施料
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9点
- 判断料
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34点 (尿・糞便等検査判断料区分)
- 所要日数
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1~2日
- 備考
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陽性の場合には、免疫学的同定をお勧め致します。
- 検体安定性
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- 臨床意義
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免疫グロブリンは感染症から体を守る抗体である。免疫グロブリンはヘビーチェーンH鎖とライトチェーンL鎖からなっている。
多発性骨髄腫においては異常で単一な免疫グロブリン(M蛋白)が多量に産生されるが、
さらにL鎖だけからなる蛋白も、尿中に出てくることがある。これはベンス・ジョーンズ蛋白といわれ、
尿を熱して50~58℃にすると凝固し、100℃で再び溶解する特性がある。
尿中の濃度が低い場合などは免疫電気泳動で確認する必要がある。