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ICG(停滞率)
採取量
血液 : 3.0 mL
提出量
血清 : 1.0 mL
容器
保存方法
検査方法
比色法
基準範囲
0.0~10.0 % (15分血中停滞率)
実施料
[100]点
判断料
所要日数
1~2日
備考
ICG投与前に対照血液を、投与15分後に被検血液を採取し、計2本ご提出ください。
検体安定性
臨床意義
色素インドシアニングリーン(ICG)を用い、肝の異物排泄機能を見る肝機能検査の一つである。 色素の血中消失率と血中停滞率(15分停滞率)を算出する。肝外排泄がほとんどなく、肝臓の初回通過効果が大きいので 、血中消失率と血中停滞率は有効肝血流量の良い指標となる。肝血流と肝細胞の色素摂取機能を反映し、 肝硬変の診断や肝予備能の評価などに用いられ、肝切除術の術前検査としては必須である。
関連項目
ICG血中消失率(K) AST(GOT) ALT(GPT) LD コリンエステラーゼ(ChE) γ-GT(γ-GTP) 血中アンモニア