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血清アミラーゼ(S-AMY)
採取量
血液 : 1.5 mL
提出量
血清 : 0.5 mL
容器
保存方法
検査方法
Et-G7-PNP基質(JSCC標準化対応法)
基準範囲
37~125 U/L
実施料
11点
判断料
144点 (生化学的検査(I)判断料区分)
所要日数
1~2日
備考
検体安定性
1ケ月
臨床意義
アミラーゼは、デンプン、グリコーゲンなどの多糖類を加水分解する消化酵素のひとつであり、 主要産生臓器は膵と唾液腺である。そのため、膵炎、膵管内圧の上昇があると膵臓から逸脱して 血中・尿中に増加し、組織の荒廃が進むと逆に低下する。アミラーゼの検査は、 膵疾患の早期診断・経過観察に利用されるが、流行性耳下腺炎や子宮外妊娠など膵疾患以外の病態でも 増加するので、その際にはアミラーゼアイソザイムの測定も行うと、由来臓器の推定ができる。
関連項目
尿アミラーゼ(U-AMY) エラスターゼ1 リパーゼ(血清) 膵ホスホリパーゼA2(膵PLA2 トリプシン PFDテスト