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イオン化カルシウム(Caイオン)
採取量
血液 : 1.5 mL
提出量
血清 : 0.5 mL
容器
保存方法
検査方法
イオン電極法
基準範囲
2.26 ~2.62 mEq/L
実施料
26点
判断料
144点 (生化学的検査(I)判断料区分)
所要日数
2~3日
備考
検体安定性
臨床意義
血中に遊離型として存在し、筋収縮などの生理作用に関与する2価カルシウムイオンをイオン化カルシウムと呼び、カルシウムとは別に測定される。 体内のカルシウムは、99%が骨、歯などの硬組織に貯蔵され、酵素の活性化、血液凝固、 筋収縮、神経刺激伝導などに重要な役割をもっている。血清中のカルシウムは、腸、腎、副甲状腺、 骨などにおけるホルモンやイオンの相互作用により調節されており、 骨、内分泌代謝、腎、消化器、血液、神経の病態生理を反映する。副甲状腺ホルモンやビタミンDの過剰、 および多発性骨髄腫などの骨代謝異常で高値になり、副甲状腺ホルモンやビタミンDの欠乏などで低値を示す。
関連項目
カルシウム 1α,25-(OH)ビタミンD 高感度PTH 副甲状腺ホルモンintact(PTH-intact) ナトリウム クロール カリウム マグネシウム(Mg) 無機リン(P) オステオカルシン(BGP) カルシトニン