692
NAG活性(NAG)
採取量
提出量
尿 : 5.0 mL
容器
保存方法
検査方法
MPT-NAG基質法  
基準範囲
11.5 U/L以下
実施料
41点
判断料
34点 (尿・糞便等検査判断料区分)
所要日数
1~2日
備考
酸性蓄尿は不可
検体安定性
7日
臨床意義
NAG(N-アセチルβ-d-グルコサミダーゼ)はライソゾーム中に含まれる加水分解酵素で、前立腺と 腎、特に腎近位尿細管上皮細胞内に高濃度に存在する。分子量は13~14万と大きいので、血清中のNAGは 通常尿には排泄されない。尿NAGは主に腎疾患と糖尿病の診断に利用されている。初期腎症において、 試験紙法による尿蛋白が陰性の時期に、尿中NAGの上昇がみられている。また、腎障害、腎 移植後の経過観察、上部尿路感染の指標となる。
関連項目
尿素窒素(UN) 尿酸(UA) クレアチニン(CRE) 60・120分クレアチニンクリアランス シスタチンC 蛋白定量 尿中アルブミン(随時尿)(クレアチニン補正) β2マイクログロブリン β2マイクログロブリン(尿)