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ヒト脳性Na利尿ペプチド前駆体N端フラグメント(NT-proBNP)
採取量
血液 : 2.0 mL
提出量
血清 : 0.4 mL
容器
保存方法
検査方法
CLIA
基準範囲
125 pg/mL 以下
実施料
136点
判断料
144点 (生化学的検査(Ⅱ)判断料区分)
所要日数
1~2日
備考
「ヒト心房性Na利尿ポリペプチド」と「脳性Na利尿ポリペプチド」と「ヒト脳性Na利尿ペプチド前駆体N端フラグメント」のうち2項目以上を いずれかの検査を行った日から一週間以内に併せて実施した場合、主たる1項目のみ算定できます。 基準値は心不全除外のカットオフ値です。
検体安定性
臨床意義
ヒト脳性Na利尿ペプチド前駆体N 端フラグメント(NT-proBNP)は、 循環血液量の増加や心室壁へのストレスなど、 心負荷の増大により脳性Na利尿ペプチド前駆体(pro-BNP)が産生され、 これが蛋白分解酵素によりヒト心臓中で生理活性を持つBNPと活性を有しないNT-proBNP に分解されて血中に放出される。 NT-proBNP はBNP よりも血清あるいは血漿中において安定性が良好であるため、 信頼できる結果に基いた診断に役立つことが期待される。
関連項目
ナトリウム カリウム BNP(脳性Na利尿ポリペプチド) hANP(ヒト心房性Na利尿ポリペプチド) アルドステロン CK-MB(CPK-MB)