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総サイロキシン (T4
採取量
血液 : 1.0 mL
提出量
血清 : 0.3 mL
容器
保存方法
検査方法
ECLIA
基準範囲
6.10~12.4 μg/dL
実施料
111点
判断料
144点 (生化学的検査(Ⅱ)判断料区分)
所要日数
3~5日
備考
検体安定性
臨床意義
総サイロキシン(T4)とトリヨードサイロニン(T3)は体温の維持、 脂質、ビタミンや炭水化物などの各物質の代謝など、生体の恒常性を維持するホルモンである。 一般的に総T4として結合型と遊離型の両方が測定され甲状腺機能の評価に用いられる。 バセドウ病、亜急性甲状腺炎、二次性甲状腺亢進症などで、総T4が高値となり、 橋本病や甲状腺機能低下症などでより低値となる。甲状腺機能検査としてT4 量を測定する場合、 遊離型のみが末梢組織に入り、ホルモン作用を発揮するため、 遊離T4 量を測定するのが最も望ましいが、結合型と遊離型は動的平衡状態にあるので、 結合型ホルモンを測定することによっても評価できる.
関連項目
トリヨードサイロニン TSH F-T4 F-T3 サイログロブリン 抗サイログロブリン抗体 抗TPO抗体 TSHレセプター抗体定量 TSH刺激性レセプター抗体