2906
抗サイログロブリン抗体 (Tg-Ab)
採取量
血液 : 1.5 mL
提出量
血清 : 0.3 mL
容器
保存方法
検査方法
CLEIA
基準範囲
12.2 IU/mL 未満
実施料
144点
判断料
144点 (免疫学的検査判断料区分)
所要日数
1~2日
備考
検体安定性
臨床意義
サイログロブリン(Tg)は甲状腺濾胞細胞で合成された後、ヨードが結合して甲状腺ホルモンの生成につながる糖蛋白である。 抗サイログロブリン抗体(Tg-Ab)はこのTgに対する抗体である。 自己免疫性甲状腺疾患として知られる橋本病とバセドウ病では、比較的高濃度にTg-Abおよび抗ミクロゾーム抗体(抗Mic抗体)が検出される。 抗Mic抗体の認識する主要な抗原は甲状腺ペルオキシダーゼであることから、自己免疫性甲状腺疾患が疑われる場合、 抗TPO抗体(抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体)を同時に測定することがこれら疾患の診断に必須となっている。
関連項目
総サイロキシン トリヨードサイロニン TSH F-T4 F-T3 サイログロブリン 抗TPO抗体 TSHレセプター抗体定量 TSH刺激性レセプター抗体